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家庭での血の道療法

実家の紫陽花が咲き始めました。

切り花にしてもらった紫陽花。

ナグを一気に華やかにしてくれて

ホントにありがたいです。

 

10年前に両親が

大田原から結城に引っ越してきたのですが

この紫陽花も一緒に連れてきたようで

随分と立派になってきました。

 

この紫陽花をみると、小さな実家にあった

庭とは言えない庭で咲いていた紫陽花と

寂れた商店街の一角に住んでいた頃の記憶が

フワァっと浮かんでくるから不思議なものです。

 

 

さてさて、子供の頃の私といえば

よく熱を出して具合が悪くなり

お医者にかかることもしばしば。

 

薬と病院が大好きだったおかげで

熱を出すと喜んで

ひとりで受診することもありました。

 

小さい医院には

ワクワクするような器具や家具があって

消毒や薬品の独特の匂いとかが

たまらなっかった記憶です。

 

今はそのようなレトロ医院は

なかなかないですね。

 

振り返ると今だからわかること

たくさんあります。

 

例えば子供の時

随分と私 冷えていたなぁとか。

 

その時は

その症状が冷えからくるもの とか

そうしてると冷える とか

そんなこと、聞いたことも 考えたこともなかったし

薬を飲んでおけば、何でも治ると思っていました。

 

今だから

あれは「冷え」からきていた症状だなぁ

と思えるものがいくつかあります。

 

①体温が35℃台であったこと。

②手足や耳にしもやけができていたこと。

③鼻血をよく出していたこと。

④お腹がよく痛くなっていたこと。

⑤便秘や下痢を繰り返していたこと。

⑥熱をしょっちゅう出していたこと。(36.8℃で既にダルくなる)

 

少し大きくなってきて

⑦生理痛がひどかったこと。

これが一番重症だったかも。

(生理痛や婦人科関連は

また別のときに。。。)

⑧貧血をよく起こしていたこと。

⑨波のようなフワフワしためまいと耳鳴りを頻発していたこと。

などなど。

 

 

子供を2人出産しましたが

冷えた母からは

冷えた子供が生まれてくるものです。

 

体温が低めだったり

胃腸が弱かったり

鼻血をよく出していたり

などなど。

 

血の道療法を知り、その技術を学びつつ

身体を温めることや

血巡りの術(すべ)を自分に落とし込んで

それを体感、実感していた最中でしたから

それらを 子どもたちにも試すべく

 

ここで、その中の1つをご紹介

 

小学校低学年からスポーツ少年団で

バレーボールをしていた子供達。

体育館はとにかくえらい暑いところで

春になって急に暑くなる日や夏の時期には

2人共 鼻血が頻繁に出るようになりました。

 

私が子供の頃はとりあえず上を向かされ

ティッシュを大量に使って

何度も詰め直したものです。

なかなか止まらないと不安になって泣き出して、さらに出血

なんてこともありました。

 

そのうち自分でもわきまえてきて

 

どこを押さえると止まりやすいか。とか

上を向くとどんどん喉に血が入るのが嫌で

上より下を向いたほうがいいな。とか

熱くなっているところ冷やすと気持ちがよく止血につながるな。とか

 

割と早くに止血できる程

段々と鼻血マスターになりつつあり

最終的には 鼻血が出る一歩手前で「あっ、ヤバいぞ!」って鼻血センサーが作動するほどに成長。

 

そんな経験と、大人になってから得た新たな止血方法を参考に、子供達にも施してはいたのですが

 

でもそれはあくまでも応急処置。

 

根本解決にはならないのです。

 

全身を触って熱の巡りを確かめ、見た目の血色を確認し

で、考えたのは

これは顔のぼせに違いない!と。

「身体の温度差があることが冷え」という理屈で言うと

顔がほてったり、のぼせたりするのも立派な冷えです。

というか、冷えの果てというか。

(よろしかったらこちらのブログをどうぞ→カラダあたため

 

そこで、試しに毎朝足浴をしてみました。

 

百均のお店で300円のカラフルな食器桶を子供達に好きに選んでもらって

 

お風呂場に足浴桶としてそれを置いておいて

 

朝は、お風呂場に座って足を温めながら歯磨きをさせ

 

夜は身体を洗う時にその桶にお湯をためて足を入れておく。

 

一日2回の足浴習慣。

 

そのうち鼻血を出さなくなる子供達。

程なく安心して面倒になると

足浴習慣が途絶え、途端に鼻血を出す始末。

 

で、また足浴習慣が戻り

気づいたら鼻血が出なくなる。

 

さすがにコレを繰り返すと

子供達もわかってきて

自ら足浴をし始めるようになります。

 

しめしめ。

 

顔のぼせは子供にもあります。

大人にももちろんあります。

 

顔が熱いからといって

汗っかきだからといって 

途端に涼しい格好したり身体を冷やしたりするのは逆効果な場合もあるのです。

(もちろん、暑いところや炎天下での水分補給や冷却方法は大事なことです。)

 

子供の時から大人になるまで

相当鼻血を出してきた私。

この頃に知っていたらなぁと

子供達をみて思ったものです。

 

彼らが大人になって、いつの日か

自分と同じような子に遭遇したら

そんな知恵や経験を伝えてくれたらいいなぁと願いつつ。

 

これこそが 血の道が代々家庭療法として

受け継がれてきた意味のような気がしてます。

 

今や子供達は21歳と18歳。

私の言うことなんて聞きやしない。

あっ、その格好冷えちゃうよ

とか

そんなもの食べてー

とか

思うところたくさんありますが

 

先手を打っていくらでもありったけの知恵やワザを施したい気持ちはあっても

大きくなるとなかなかそんな機会はなくなってくるもの。

 

それでもいつか 何かのタイミングで

「そういえばうちの親、こんなこと言ってたなぁ。」なんて

ふと思い出してくれるワードや記憶があるだけでも十分な気がしてます。

 

ここでも 子育てしながら実践してきた

ちょっとした血の道を少しずつ

お伝えしていければと考えてます。

 

次は何にしようかしら。

 

ではでは。