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ご依頼出張ケア

月に1〜2回

お独り暮らしのご年配の方の

フットケアをしています。

 

元々は知人のお母様が末期の膵臓がんで

「母にリラクゼーション的なケアを」との依頼を受けて、お宅にお邪魔したのが始まりでした。

 

お母様が気持ちよさそうにしている姿をみて

お隣でお父様もケアを受けたくなったようで

「俺もなんかしてもらいたいなぁ」なんて靴下を脱いだらビックリ!?

 

角質化した爪をはじめ

明らかに血色が悪い足

踵がひび割れた足裏など

 

それはもう、娘さんも驚かれたくらいのお御足でした。

糖尿病もあり 血行不良にて

硬くなった足指の動きも殆どなく

足先の感覚もないとのこと。

 

なかなか人の足を見ることってないですから

とてもいい機会を作ってくれたのがお母様だったような気がしてます。

 

お母様が逝去されたあと

おひとりでお住まいのお父様にケアを

ということで

月に1〜2回お邪魔してのケアは

かれこれ もう5年以上続いています。

 

毎年冬になると、真皮層までひび割れてしまっていた踵の角質も 年々数が減り

今年はひび割れはなくなり

痛みを起こすこともない様子。

 

毎度毎度、足先のしびれや感覚鈍麻を訴えられるのですが

今年に入って、その訴えを耳にすることはなくなりました。

 

ご本人に確認したところ。。。

 

今まで踵の痛みがあったことも

指先のしびれがあったことも

足先の感覚鈍麻があったことも

 

今や忘れてしまっていて

「指はこんなに動くぞー。」なんて

以前より柔らかく動くようになった指先を

元からそうであったかのように

得意げに見せてくれるお父様。

認知症の為せる技。

それはそれで幸せなことだと思いました。

 

角質化してしまって全く伸びなかった爪も、ここ3年ぐらい前から、しっかり伸びてくるようになりました。

(まだ角質化してますが。)

 

足裏は本来感覚が鋭いところであるにも関わらず、歳とともに低下しやすい場所。

 

特にご年配の方にとっては転倒のリスクを下げる効果があるのでは。

 

足のケアは血行を促し

認知症予防や改善にもなると

最近はよく言われていますね。

 

個人的に より注目すべき点は

足裏足先を 柔らかくしなやかにしておくことは、身体の姿勢やバランスを整える機能として重要な体性感覚の入力を促すことになる、ということかと。

 

歳とともに 衰えやすい感覚器。

 

筋肉を鍛えることも大切ですが

体中のあらゆる感覚のキャパを

日頃から広げておくことは

ことのほか 大事なことのように感じてます。

 

それは歳を取ってからではなく

今からでも私達に必要なことのはず。

 

五感を研ぎ澄ませておくこと。

それにはまず血めぐりをベースとして

身体全体 隅から隅までやさしくご自身で触れてみる。

 

一番簡単な方法は

例えば お風呂上がりの柔らかくなった足先を保湿する。

先ずは そんなところから はじめてみることを おすすめします。