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  • dialy

ホームステイ @ほどほど屋エイト

先日、綾部に行った。

埼玉・指扇のほどほど屋エイト家族が

京都の綾部に移り住んだのは昨年のこと。

 

ひょんなことから

私の大好きな友人と高山家へ。

思っていることがすぐに実現した。

 

彼ら家族は圧倒的にエネルギーに溢れていて

「食」に関してのゆるぎない信念をもって生活していた。

 

地に足つけて大地と共に生活している彼らは

子供たちとも、夫婦ともしっかり向き合って

自分の居心地をちゃんと確認しながら

丁寧に暮らしている。

 

遠い近い関係なく

周りにはたくさんの人たちがいて

視野を広く そして深く持って

地球を愛し楽しんでいるようだった。

 

私たちはいろんな話をしながら

本当に美味しいものを食べて

自然やいのちを感じながら

充実した3日間を過ごした。

 

いまだにあの時のことがキラキラしていて

また遊びに行きたくなっている。

 

ほどほど屋のまーちゃんは

まだまだ私たちなんて生活に落とし込めて無いよ と言う。

それで言ったら、私なんて到底まだまだだし

彼らのような生活をするのは程遠く

とはいえ、彼らから学んだことは多くて

意識は確実に変わってきている。

 

綾部に移り住んで、ご主人のカズさんは

ゆっくり眠れるようになったという。

まーちゃんも、身体がしなやかで

肩こりもそういえばなくなったとか。

 

私のお仕事は、日々疲れていて

自分になかなか向き合えない人たちに対してのケアなんだなと つくづく思った。

私がそうであったように、皆もそうなのだと思っていた。

ストレスが当たり前に 目の前にあって

それらを如何に手放していくか。

 

ここにいたら

瞑想も ととのえるも 必要ないかも。

満月に近い月を見ながら

朝靄の中ひとり散歩をしながら

そんなことを思っていた。

 

結城に戻ってきて

いつもと同じ時間が流れ始めている。

食材や調味料に より気を使ったり

無駄のないように調理したり

食器を洗う時もウエスで油をふき取ったり

あまり洗剤を使わないようにしたり

ほんの些細なことだけど

少しずつ、少しずつ。

 

このところ見えてくる世界が明るくて

朝 自分のために淹れる珈琲も

温かい気持ちで淹れていて

何かが変わり始めている。

 

何が大切で、何が好きで、何がしたいか

楽しみながら丁寧に生きていくことは

自分を大事にすることと全く同じことで

 

そんなことを改めて教わった3日間だった。

 

京都の帰りに 一旦東京に降り立った。

大好きなビールを飲みながら

気づいたら目の前に月が現れていた。

 

ビルの合間から見える月食。

満月へと変わりゆく月を見ながら

今いる場所が 山から都会へと

一気に時空が変わった気がした。

 

京都に行く前日に観た「昨日何食べた?」

の映画のシーンをふと思い出しながら

めんつゆをふんだんに使って

少しでも安く買った食材たちを

誰かのために素敵に料理して

美味しい!と感動して言い合ったり

ゆっくり向き合いながら食べる食事も

きっとかけがえのない幸せな時間に違いなくて

 

そう思うと こちらに戻って

思うような安全な食材がすべて揃わなくても

目の前にあるもの あることを

全て愛おしく感じられる心持ちでいれば

それだけでも大丈夫かな。なんて

そう思うことで納得させている自分がいた。

 

今いる場所でいかに過ごすか、過ごしたいか

色々な想いに耽った帰り道だった。

 

最後に。。。

ほどほど屋エイトの和がらしは最高です!