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月のもの ➃(布ナプキンのおはなし)

月のもの ③のつづき

 

「紙ナプキンには高分子吸収ポリマーが入っているので女性のからだを冷やす」と言われています。

 

高分子吸収ポリマーとは

熱を取る熱吸収シートと同じもので

だから女性の体はどんどん冷えて

あらゆる子宮系の病気が引き起こされている。
という事らしい。

 

そういう観点で、布ナプキンに興味を持つ女性も増えているようです。

 

一方で

熱吸収シートは同じ物体だが

違う原理を利用しているので

体が冷えることはない、と

逆の意見もあるようで。

 

その他、ナプキンの素材による

経皮毒の問題もうたわれたり

否定されていたり

 

正直、調べれば調べるほど

その真偽もわからないので

 

とはいえ、わからないのであれば

目に見えて安心なものがいいと思うような

気もしないでもないのですが

 

私の実感としては

布ナプキンを試して1番驚いたのは

「温かさ」

 

生理期間中でなく

おりものが強い時期や

ショーツが薄手の時にも

小さい布ナプキンを使用。

 

とにかくあたたかい。

 

それともう一つ。

生理中、経血コントロールが

ナプキンの時以上にうまくいくこと。

 

ちなみに期間中体熱ルームに入ると
子宮が温まるので排泄がスムーズになり
いつもより早く終わる事もあります。

 

とにかく、布はあたたかいと実感。


経血コントロールもしやすいと実感。

 

それに2つに尽きるかと。

 

そこでなくなった痛みは
陰部の痛み。


これは布にしてからすぐになくなった痛みです。

 

それに、全くムレなくなり

時折でる痒みもすっかりなくなりました。

 

 

− 本当に大切なこと −

 

 

「経血コントロール」とは

生理中の経血はトイレで出すということ。

 

これは本当に女性とって大事な事かと。

 

何が大事かというと

これは私の勝手な解釈ですが

 

経血をコントロールするという意識ではなく

 

「経血は出したい時に出すということ。」

 

そして、それがわからなくなってしまうことが、不自然であるという事に気づく事。

 

これを意識していくと

あっ、溜まったなとか

あっ、出したいなとか

わかるようになるのです。

 

経血が子宮頸部から

落ちてくるような感覚(憶測ですが)

がわかるようになり

丹田や膣をキュッと締める意識をして

お手洗いに行き経血を排泄。

 

自分でもお見事!と思う瞬間。

 

おかげさまで、ほとんど布ナプキンにつく事がなくなり、洗濯も楽チンに。

驚くことに、夜間は殆ど出なくなりました。

(とはいえ、2日目の夜は心配で途中でトイレに行くこともあります。)

 

そこで気づいたことは

経血の排泄を支配するということより

行きたい時に行ける環境と時間があればいいのでは?

と思ったのです。

 

もちろん、わからない間は

1時間に一回は行っておくとか

もっと短い間隔で確認しておくとかで不安を解消してみるとか。

 

しかし、それを作るのが難しい現代。

だからこそ、ある程度吸収力がよいナプキンが必要になったのですね。

 

結果、高性能のナプキンが開発され

経血の垂れ流しをも促し

それを許してしまった。

 

そこに問題があると思うのです。

 

この問題解決

実際は難しい方が多いでしょうね。

お仕事中はなかなかお手洗いに行けないとか、行きづらいとか。

 

しかしそれによって

自分のタイミングを見失ってしまう訳で

しまいには身体からのサインを受け取れなくなる。

そこが本当に残念なこと。

 

自分のからだの声に気づける

自分であること

環境が整うこと

 

そこからの変化が必要なのかもしれませんね。

 

「月のもの ➄」へつづく