- column
月のもの ➂
「月のもの ➁」のつづき
40歳になる頃には
やっと生理と仲良くなってきた感がありました。
安定した生理周期を満喫していたのですが
そろそろ更年期を見据えていこうかなと思うように。
それは、師範からは生理は10年かけて出し切って閉じていくとよい。と聞いていて。
今から10年かけて閉経に向けて
より快適な月経周期をコントロールできたらと思ってました。
その頃にはすでに周期が26〜28日周期に。
その月の冷えやストレスなどで
早くなったり遅くなったりはありました。
それでも25〜30日の間におさまるという
私にとっては今までにない優秀周期。
その頃の生理痛は今までのバリエーションに比べたら2割ほどしか残っていない状況で
生理終わりかけ日の頭痛と
2日目の陰部の痛み。
お腹の痛みは出ても
足やお腹を温めると楽になるので対処できるように。
貧血を起こす事はあっても
生理の時以外の貧血はなくなり
生理前に食事やサプリメントで鉄分を補給したり、休むようにしたりで対応。
頭痛も体熱ルームや足浴で解決。
陰部の痛みとは
まるで子宮から重みが
膣下部にかかるような強い痛みで
何かを当ててないといられない感じのもの。
座る時は着衣の上から
タオルを当てて
要は下から圧迫するような感じで
丹田を立てるのを意識して作業しました。
その痛みはやはり辛いので
解消したいな、と思っていた頃
布ナプキンに出会います。
− より快適に過ごしたい −
本当はその存在を知っていたのに
あえてスルーしてきた代物。
20代後半の血の道療法習いたての頃
お仲間のご年配系のお姉さまから
しきりに勧められていた布ナプキン。
「今のナプキンは吸収力が高すぎて
ある意味吸血鬼と一緒よ!」と。
そんな言葉が今更ながらよぎりました。
調べてみたり、膣ケアやちつ育をお仕事にしている友人に布ナプキンの事を聞いてみたところ
今のナプキンの吸収剤には高分子ポリマーという吸収剤が入ってて
それは熱を吸収するための素材と一緒とのこと。
ちょっとにわかに信じられないけど
もしそれが本当なら
ナプキンを当てる度に
局部を冷やしていたことになるし
重力で落ちるはずの経血を
必要以上に吸いとってしまうということかな?と解釈。
でも「熱吸収シートは同じ物体だが、違う原理を利用しているので体が冷えることはない」と主張する人もいます。
私の場合、100%コットンと謳っているナプキンを使ってるし
出産後、骨盤底筋を自分なりにトレーニングしていたり
ナプキンをつけててもできるだけ経血はトイレで排泄するように心がけてはいたのですが
そういえば。。。
それでも膣の出口付近がズーンと下に下がるように重く痛くなるし
(とにかくそれが痛い!)
経血コントロールも最近はうまくいかない事も多くなり
多い日の夜間は心配になるほど。
紙ナプキンだと
本当に子宮を冷やすのか
吸血鬼みたいな現象が起こるのか
正解はよくわからないけど
とにかく布ナプキンを使ってみよう!と思い立ちます。
20代の私は育児や仕事で精一杯の毎日。
そこに時間とお金をかけるなんて
何より面倒が先にたち
試すこともしなかったのですが
その頃の私は
試さないなんてありえないと思えたのでした。
「月のもの ➃」へつづく