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呼吸

先月早々、長崎へ。
雲仙でゆっくり過ごし
温泉、食事、瞑想、メンテナンス、アンデルセンな3日間。至るところ、桜が満開。
山も海も畑も田んぼも全部がギュッとなって、日本の縮図のような風景に感動しました。
何より呼吸がしやすかった。
やはり自然が多いところは気持ちがいいですね。
先日、お布団の掛け方にとても感動してくれたお客様がいて、ついでに呼吸のお話しをさせてもらいました。
掛け方と呼吸?関係あるの?とお思いでしょうが、大アリでして
呼吸と血の道の関係といった方がわかりやすいかもです。
呼吸が深くなる。は
ナグではとても大事にしているテーマ。
ナグのケアメニューは
いずれも呼吸が少しでも深くなるようにという想いがあります。
息が長い=長生き、と
師範からよく話をしてもらってました。
自分の呼吸がしやすい重心の位置や身体の使い方は大事。
しかしながら、なかなか身に付かず
ついつい浅い呼吸で施術してしまい
注意されることもよくありました。
呼吸が浅いを超えて
集中していると息を止めている時さえあって、恐ろしいことです。
お客様に布団をかける時
埃がたたないように、と
血の道を滞らせないように、と
注意しながらセッティングします。
埃がたたないようには
肺に負担をかけないように
血の道が滞らないようには
身体に特に足先に重みをかけないようにお布団をかけます。
末梢を圧迫すると、血流が妨げられ
酸素の巡りまで影響があります。
息の入り方が違うのです。
隅々まで血巡りを。。。
というケアをこれからするのに
セッティングで滞りを作ってしまっては
元もこうもないということで
タオルのかけた方一つにおいても
注意を払うわけです。
この、人には気づいてもらえないような静かなるワザが、血の道療法のたまらなく好きなところです。
なので今回、気づいてもらえて嬉しい限りでした。
それとお客様が寝ている間
どのくらい深い呼吸に変化したかとか、
どこの部位や筋肉を優位に使ってるかとか、密かに確認するのもケアの楽しみの一つ。
レッグウォーマーや靴下の付け方一つで流れが変わってしまうので
ついつい口を出し、手も出す私ですが
皆さん興味深々で聞いてくださり
実践してくださるのでありがたい。
呼吸と血の道は連動してるのです。
余談ですが
私がよくやる遊びは
2択で悩んだとき、どちらの方が息が入りやすいかで確認します。
まるでダウジングのような確認法。
腹(丹田)に聞くようなイメージで、お試しあれ。
(聞き流してくださっても結構です。)
呼吸と血の道
どちらも絶え間なく
ゆったり穏やかに。ですね。